広島県華僑華人総会主催 西日本教育研究会共催 第回中日文化講演会

後援 中国在大阪総領事館教育室 公益財団法人広島平和文化センター 広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻 NPO世界

協賛 青島ビール日本総代理店

市民生活行動学への招待

   縦割り行政の弊害は先進国・途上国問わず普遍的に存在している。様々な理由で、異なる市民生活行動(労働、居住、移動、子育て・介護、教育、買物、余暇や観光など)の間に密接な関連性があり、ある行動の変化が他の行動に影響し、個々の行動を切り分けて個別に政策を講じることは望ましくない。張教授は、学際的な視点、部門横断的な視点に立って市民生活を真正面から捉え、社会基盤整備からより一般的な公共政策までの幅広い分野における縦割り行政の弊害を解消するための学問として、「市民生活行動学」を提唱している。今まで、交通行動学、生活科学、家政学、環境行動学、健康行動学、人間生活環境学、観光行動学など、市民生活を断片的に捉える学問はあるが、それを一体的に捉える学問がなかった。市民生活行動学とは、市民生活とそれに関わる諸事象を人間行動の視点から研究する学際的な学問のことである。本講演では、張教授が行ってきた様々な研究事例を通じて、この新しい学問について紹介する。

 

講師 張(ちょう)峻(しゅん)屹(きつ) 広島大学大学院国際協力研究科教授

 

   1966年中国吉林省生まれ。中国・北京交通大学卒業、広島大学大学院工学研究科から博士学位(工学)を取得し、同大学助手、都市・交通コンサルタント、欧州での客員研究員、広島大学大学院国際協力研究科准教授を経て現職。学際的なアプローチに基づき、都市、交通、環境・エネルギー、観光などの問題について研究する。市民生活行動学の創設者で、JSPS基盤研究(A)(一般)など多くの大型研究経費を獲得し、これまで370編以上(大多数が英文、SCI/SSCI論文60編以上)の査読付き学術論文を公表し、国際学会・雑誌などの最優秀論文賞などを11回受賞した。現在、20以上のSCI/SSCI 雑誌の査読委員、多くの国際雑誌の編集委員を務めている。

 

 

開催日:2011223日(

開催時間:15:00-17:00(受付は14:40から)

場所:広島大学東千田キャンパスA棟402室 (広島市中区東千田町1-1-89)

お問い合わせ電話:070-5673―7888 (盧 濤 研究室)

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申込:申込不要

料金:無料